2016-01-01から1年間の記事一覧

横浜でお昼ご飯

横浜へ行って桜木町辺りを歩いていますと独特の匂いを感じます。 多分「運河」の匂いで、潮水と川の水、船舶の燃料、その他さまざまな物質の混じった匂い。 ああ! 横浜の匂いがする、と懐かしさがこみ上げます。 この界隈で生まれ育った私にとって、ここが…

クリスマス飾り あれこれ

所用で横浜に出かけたついでに、みなとみらい地区から山下公園、中華街を散策。 クリスマスシーズンらしい飾り物をあれこれ写しました。 実は私、クリスマスだのハロウィンだのと浮かれている日本の風潮には同調したくないひねくれ者です。 それでも華やかな…

鎌倉散歩

暖かな日の昼下がり、鎌倉散策に出ました。 さて、今日は何処を歩こうかな。 そうだ! 彼方此方の銀杏の黄葉を見ながら荏柄天神まで行ってみよう。 荏柄天神社の大イチョウは、6年前に倒れた八幡さまの大銀杏に次ぐ古木だそうで、と云うことは現在では鎌倉…

初雪

初雪は 千重に降りしけ 恋しくの 多かるわれは 見つつ偲はむ 万葉集 巻20−4475 大原真人今城(おおはらのまひと いまき) 初雪は千重に降り積もれ。恋しさのつのる私はそれを見て、恋しい人を思い偲びましょう。 ↑ 寒いので、家の中から硝子戸を少し開け…

夕月

あしひきの 山を木高(こだか)み 夕月を 何時かと君を 待つが苦しさ 万葉集 巻12−3008 小高い山から夕月がいつ出るかと待つように 何時あなたが見えるかとお待ちすることの苦しさよ。 12日、あんまり好いお天気なので、午後、買い物がてら向こうの…

スマホで撮ったら

ガラケースマホを使い始めて二か月半、ようよう慣れてきました。 写真も時々写してみますが、このスマホカメラは画質が荒くて硬く、暗めに写ります。 日差しがあって明るいと陰影が濃すぎて部分的に白っぽくなり 花の色は全くと云っていいほど自然の色が出ま…

都鳥  (みやこどり)

舟競(ふなぎほ)ふ 堀江の川の 水際(みなきは)に 来居つつ鳴くは 都鳥かも 万葉集 巻20−4462 大伴家持 舟が先を競って上る堀江の川の水際に来て鳴いているのは都鳥(みやこどり)なのでしょうか。 * 都鳥とはユリカモメ(カモメ科)のこと。 伊勢物…

尾花 (すすき)

秋の野の 尾花が末(うれ)の 生ひ靡き 心は妹に 寄りにけるかも万葉集 巻10−2242 (柿本人麻呂歌集) 秋の野の尾花の穂先が伸びて風になびくように 私の心はあの子になびきき寄ってしまったことです。 15日午後、稲村ケ崎に富士山見に行こう!とツ…

コスモス畑で

午後の散歩で「くりはま花の国」のコスモス畑を歩いてきました。 9月の異常な長雨の影響で花はまばら、三分咲きといったところでしょうか。今年はこれ以上の花は期待できないようです。昨夜は台風18号からの強い風も吹きましたし。 コスモスは豪華に咲き…

秋萩の花

わが岡の 秋萩の花 風をいたみ 散るべくなりぬ 見む人もがも 万葉集 巻8−1542 大伴旅人 私の住む岡の秋萩の花は風が激しいので散りそうになっています。見る人があるといいのに。 一昨日27日はきつい残暑の一日でしたが、日ごろの運動不足を解消しよ…

葛 (くず)

わが屋戸の 田葛葉(くずは)日にけに 色づきぬ 来まさぬ君は 何情(なにこころ)そも 万葉集 巻10−2295 わが家の庭先の葛の葉が日益しに色づいてきましのに、お見えにならないあなたは、どんなおつもりなのでしょう。 この夏の暑さにはホトホト参りま…

燈火 (ともしび)

燈(ともしび)の 影にかがよふ うつせみの 妹が笑まひし 面影に見ゆ 万葉集 巻11−2642 燈火の影にちらちらするあの娘のほほえみが、今、面影に浮かんで見えます。 旧い写真を整理していたら、こんな写真が出てきました。 東大寺二月堂に灯された蝋燭…

J:COM MOBILE

一年ほど前から 『スマホを使ってみたい』 とツレが事ある毎に申します。 めっぽう機械に弱く、デジタルは更に苦手なお方がご冗談を。 と私は取り合わなかったのですが、この夏、ふっと気が変わりました。 「この時代まで生き長らえたからには、冥途の土産に…

うつせみ

うつせみの 常の言葉と 思へども 継ぎてし聞けば 心はまとふ 万葉集 巻12ー2961 世間でよく聞く言葉だとは思っても、続けて何度も聞かされると心は戸惑うのです。 ニイニイゼミの抜け殻 ウチの庭で見つけた蝉の抜け殻二つ、お隣さんの枇杷の木について…

夜空に花が咲きました

ゆうべ、のんびり食後のお茶を飲んでいると、どーんどーんと花火の揚がる音が聞こえてきました。 あれ? 今日は横須賀の花火大会だったの? 二階の窓から山の向こうを眺めますと、あがってるあがってる、大きな花火。 ではカメラを持ってきて、今年も遠花火…

磯に見し花

島廻(しまみ)すと 磯に見し花 風吹きて 波は寄るとも 取らずは止まじ 万葉集 巻7ー1117 島廻りをしようとして磯で見た花を、風が吹き波が寄せて来ても取らずには置きません。 * 女性を花にたとえているのだとか・・・ 土曜日の午後、息子の車で観音…

浮き草 (古名 うきまなご)

解衣(とききぬ)の 恋ひ乱れつつ 浮沙(うきまなご) 生きてもわれは あり渡るかも 万葉集 巻11−2504 解いた衣の乱れるように恋心に乱れ、私は(浮き草のように)はかなく生きながらえています。 * 浮沙(うきまなご)とは、水に浮くような細かい砂のこと…

ウィンドウズ10 意図せぬ更新

5月20日、メールのチェックをしていたら、突然 「w10の更新を構成しています」 という画面に変わりました。 え? w10に変えるつもりはないのに何でこんなことになるの? 頼んでないけど。 プチンと電源を切りました。( 今思えばこれが運の尽きだっ…

白い花 道端編

ウノハナ 咲き始め 卯の花の 咲き散る岳(おか)ゆ 霍公鳥 鳴きてさ渡る 君は聞きつや 萬葉集 巻10−1976 卯の花の咲き散る岡をホトトギスが鳴いて行きます。あなたはお聞きになりましたか。 ウノハナの実 ホトトギスの声を未だ聞いていないのに、近隣…

白い花

暇(いとま)無み 五月をすらに 吾妹子が 花橘を 見ずか過ぎなむ 萬葉集 巻8−1504 高安王 暇がないので、五月なのに、あの娘の家の花橘を見ずに過ごしてしまうのでしょうか。(見に行きたい) 今日の歌は花橘の一首を選びましたが、上の二枚の写真、実…

楮(コウゾ)  万葉名 たく

丹比真人笠麿、紀伊国に往きて勢の山を越ゆる時作る歌一首 𣑥領巾(たくひれ)の 懸(か)けまく欲しき 妹が名を この勢の山に 懸けばいかにあらむ 萬葉集 巻3−285 丹比真人笠麿 (たじひのまひとかさまろ) 𣑥の領巾(ヒレ)を懸けるように口に懸けたい…

山吹

山吹の 花の盛りに かくの如 君を見まくは 千年にもがも 萬葉集 巻20−4304 大伴家持 山吹の花の盛りに、このように貴方にお目にかかることが千年も続きますように。 * 左大臣橘卿(橘諸兄)の宴の折りに、家持さんが詠んだ歌だそうです。 移り気な4月…

段蔓と桜

この花の 一枝(ひとよ)のうちは 百種(ももくさ)の 言(こと)持ちかねて 折らえけらずや 萬葉集 巻8−1457 娘子(おとめ) この花の一枝のうちに、あまりにも多くの言葉が込められているので支えきれなくて、このように折れてしまったではありません…

箱根の山

あしひきの 山に白きは わが屋戸に 昨日の夕 降りし雪かも 萬葉集 巻10−2324 鉛色の冷たい雨が降る日に、厚い冬のコートを着込んで箱根に行きました。 標高の高い所では雪になり、何台かの車が立ち往生して通行止めになったとかで、路線バス箱根町行き…

唐棣花 (はねず)

唐棣花(はねず)色の 移ろひやすき 情(こころ)なれば 年をそ来経(ふ)る 言は絶えずて 萬葉集 巻12ー3074 (あなたは)ハネズ色のように変わりやすい心を持っておいでなので、お見えにならぬまま年を経てしまいました。 言づてだけは絶えないけれ…

買い物の道すがら

上のお雛さまは、小さな小さな繭人形です。 昔々、ウン10年も昔、京都嵯峨野の「まゆ村」で散策記念に買い求めました。 真っ白だったお顔も歳月を経て黄ばんでしまいましたが、毎年飾っています。 昨日は風もなく晴れやかな日でしたので、小さなコンデジ片手…

わが家の梅

わが屋戸の 梅咲きたりと 告げやらば 来(こ)ちふに似たり 散りぬともよし 萬葉集 巻6−1011 私の家の梅が咲いていますと報せてやったら、おいでなさいと云うのと同じようなものです。 おいで下さるなら花は散ってしまってもいいのです。 * * * わが…

メジロ

椿の花にメジロが遊びに来ていましたので、家の中からでも観察し易いようにと 梅の小枝に蜜柑を刺して こちらへおいで と誘ったら、直ぐ食べに飛んできました。 昨日と今日、その様子を写してみました。 いつも二羽一緒なのに、交替しながら蜜柑を啄んでいま…

たらこスパゲティ

冷凍庫に鱈子が少し残っていたので、たらこスパゲティを作った。 食卓に着いて「いただきます」は好いけれど、無頓着に黙々とフォークを口に運ぶツレの様子を見て、ふと問いかけてみた。 「あなたは今、何を食べているのでしょうか?」 ツレは、鳩が豆鉄砲を…

回転寿司

買い物のついでにヴェルニー公園まで散歩に出かけた日のことです。 公園入り口手前の歩道橋から見渡すと回転寿司の店が目に入り、三時のおやつ代わりに少しつまんで行こう! ツレと意見が一致しました。 普段あまり回転寿司とはご縁が無いのでオズオズと入店…