2011-01-01から1年間の記事一覧

み空行く 雲にもがもな 今日行きて 妹に言問(ことど)ひ 明日帰り来む 万葉集 巻14−3510 空を行く雲になれたら。今日行ってあの娘と話をして、明日には帰って来るのに。 今なら飛行機に乗って、雲よりも速く飛んで逢いに行けるのに・・・ これ鳥では…

時の花

時の花 いやめづらしも かくしこそ 見(め)し明(あきら)めめ 秋立つごとに 大伴家持 万葉集 巻20−4485 季節の花はひとしお心ひかれます。 このようにしてご覧になって心をお晴らし下さい。秋になるごとに。 *万葉時代の秋立つ頃の花といえば、萩、…

蟋蟀・こほろぎ

影草(かげくさ)の 生いたる屋外(やど)の 夕陰(ゆふかげ)に 鳴く蟋蟀(こほろぎ)は 聞けど飽かぬかも 万葉集 巻10ー2159 影草の生えている庭先の暗い物陰で鳴くコオロギは いくら聞いても聞き飽きることがありません。 *万葉の時代、秋に鳴く虫…

秋の花

秋の花 種(くさぐさ)にあれど 色ごとに 見(め)し明らむる 今日の貴さ 万葉集 巻19−4255 秋の花は種々ありますが、それを色毎にご覧になり賞美される今日は貴い日です。 ☆ ☆ ☆ 気温も湿度も安定して過ごし易い日が続き、久しぶりに鎌倉の谷戸歩きで…

またスライドショー

寿福寺 ようよう過ごしやすくなり、秋がやってまいりました。 明日はぐっと冷え込むそうで、体調管理に気をつかう今日この頃・・・ おととし作りました『鎌倉散歩』のスライドショーですが よろしかったらご覧下さいませ ^_^; 『鎌倉散歩 彼岸花と萩』

スライドショー

8月23日、ブリジストン美術館で、『青木繁展』を観てきました。 その序でに写した、浅草と銀座のスナップをスライドショーにしましたので 宜しければご覧ください。 例によって、どうってことない写真ばかりですが・・・ こちらからどうぞ〜(*^。^*) 『浅…

山川の 瀧にまされる 恋すとぞ 人知りにける 間無くし思へば 万葉集 巻12−3016 山川の滝よりも激しい恋をしてると、人に知られてしまいました。いつも思っているので。 ☆ ☆ ☆ 今夏の酷暑の日々を青息吐息で過ごしておりましたが、皆さまは如何でいらっ…

夏草

夏草の 露分衣(つゆわけころも)着けなくに わが衣手(ころもで)の 乾(ふ)る時もなき 万葉集 巻10ー1994 夏草の露を分けて歩いた時の着物を着てはいないのに、私の袖は乾く間もありません。 (あなたを思って、いつも涙をこぼしています。) ☆ ☆ ☆…

ゆり

吾妹子(わぎもこ)が 家の垣内(かきつ)の 小百合花(さゆりばな) 後(ゆり)とし云はば 不欲(いな)とふに似む 紀朝臣豊河(とよかは) 万葉集 巻8−1503 あなたの家に咲いている百合の花ではないけれど、後(ゆり)、あとでね、とおっしゃるのは、…

八千種に・・・

八千種(やちくさ)に 草木を植ゑて 時ごとに 咲かむ花をし 見つつしのはな 大伴家持 万葉集 巻20−4314 いろいろな種類の草木を植えて、時節ごとに咲く花を愛でましょう。 ☆ ☆ ☆ 横須賀市にある神奈川歯科大学の構内に、一本のジャカランダの樹があり…

かはらふじ (ジャケツイバラ)

かはらふじに 延(は)ひおぼとれる 屎葛(くそかずら) 絶ゆることなく 宮仕(みやづかへ)せむ 高宮王 万葉集 巻16−3855 カワラフジにまといつき、広がり乱れているクソカヅラの蔓が絶えないように、私も絶えることなく、いつまでも宮仕えいたします…

楝・あふち(栴檀・せんだん)

霍公鳥(ほととぎす) 楝(あふち)の枝に 行きて居ば 花は散らむな 珠と見るまで 大伴家持 万葉集 巻17−3913 ホトトギスが楝(あふち)の枝に飛んでいって止ったら、珠のようになって花は散るだろうな。 *昨年の今頃にも『楝とホトトギス』の歌を投…

花橘(はなたちばな)・蜜柑の花

五月(さつき)の 花橘を君がため 珠に貫(つらぬ)く 散らまく惜しみ 大伴坂上郎女 万葉集 巻8ー1502 五月に咲く橘の花を、あなたのために糸を通して薬玉にしています。散ってしまうのが惜しいので。 *橘はミカンの古名で、芳しい花を薬玉にして楽し…

春菜摘む

春山の 咲きのををりに 春菜摘む 妹が白紐(しらひも) 見らくしよしも 尾張連(をはりのむらじ) 万葉集 巻8−1421 春山の花の咲き繁った所で、春菜を摘む妻の着物の真っ白い紐を見ているのはいい気持だ。 ☆ ☆ ☆ 3月末からボロ家の修理でごたごたしてお…

松が枝の雪

松が枝の 地(つち)につくまで 降る雪を 見ずてや妹が 籠(こも)り居(を)るらむ 石川内命婦(石川女郎) 万葉集 巻20−4439 松の枝が地につくほどに降る雪を見ないで、あなたは籠っておいでなのでしょうか。 天智天皇の皇女、水主内親王(もひとり…

にほとり (カイツブリ)

にほ鳥の 潜(かず)く池水 情(こころ)あらば 君にわが恋ふる 情(こころ)示さね 大伴坂上女郎 万葉集 巻4ー725 にほ鳥のくぐる池の水よ。心があるなら、わが君を私が恋しく思う心を示しておくれ。 *この歌は、坂上女郎が聖武天皇に献じた一首です。…

春咲く花

冬ごもり 春咲く花を 手折り持ち 千遍(ちたび)の限り 恋ひ渡るかも 万葉集 巻10ー1891 (柿本人麻呂歌集) 春咲く花を手折り持って、限りなくあなたを恋いつづけているのです。 ☆ ☆ ☆ 先日、北鎌倉東慶寺の仏像展を見てきました。 昭和18年に盗難…

寄生(ほよ)・やどりぎ

あしひきの 山の木末(こぬれ)の 寄生(ほよ)取りて 插頭(かざ)しつらくは 千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ 大伴家持 万葉集 巻18−4136 山の梢のホヨを取って髪に飾るのは、千年の命をお祝いしてのことですよ。 *寄生木(やどりぎ)はホヨ、ホヤと…

梅の花 咲けるが中に ふふめるは 恋やこもれる 雪を待つとか 茨田王 (まむたのおほきみ)万葉集 巻19−4283 梅の花が咲いている中に、蕾のままのものがあるのは、恋心を籠めているのか それとも雪を待っているのだろうか。 ☆ ☆ ☆ 正月三が日が過ぎ、箱…