2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雉・きぎし(きじ)

春の野に あさる雉(きぎし)の 妻恋(つまごひ)に 己(おの)があたりを 人に知れつつ 大伴家持 万葉集 巻8−1446 春の野で餌をあさる雉が妻を恋して鳴く声で、自分の居る所を人に知られています。 GWの一日、葉山の棚田まで散歩にでかけた時のお話…

霍公鳥(ほととぎす) 来鳴き響(とよも)す 岡辺なる 藤波見には 君は来じとや 万葉集 巻10−1991 ホトトギスが来て鳴きたてているこの丘の藤の花を、あなたは見に来ないお積りでしょうか。 ☆ ☆ ☆ 近所の崖にタップリと垂れ下がって咲いていた藤の花も…

白鷺

池神(いけがみ)の 力士舞(りきしまひ)かも 白鷺の 桙(ほこ)啄(く)ひ持ちて 飛び渡るらむ 長忌寸意吉麿(ながのいみきおきまろ) 万葉集 巻16−3831 池神の力士舞なのでしょうか。白鷺が小枝をくわえて飛んでいきます。 * 『池神』とは地名らし…