2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

八丈薄 (ハチジョウススキ)

秋の野の 草花(をばな)が末(うれ)を 押しなべて 来(こ)しくもしるく 逢へる君かも 万葉集 巻8ー1577 阿倍朝臣蟲麿 秋の野のススキの穂先を押し伏せてやって来た甲斐があって、お会いできたあなたです。 散歩がてら、城ケ島のススキを見に出かけま…

蓼 (たで)

小児(わらわ)ども 草はな刈りそ 八穂蓼(やほたで)を 穂積の朝臣(あそ)が 腋くさを刈れ 万葉集 巻16−3842 平群朝臣 草刈りの子らよ。そこの草は刈らなくていいから、あの穂積の朝臣の臭い腋毛を刈りなさい。 * 平群朝臣が穂積朝臣をからかった歌…