2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

山橘・やまたちばな(ヤブコウジ)

消(け)残りの 雪に合(あ)へ照る あしひきの 山橘を 裹(つと)に摘み来な 大伴家持 万葉集 巻20−4471 消え残りの雪に照り映える山橘の実を土産に摘んで来よう。 たまに散歩する道の大きなアカガシの木の根元に、艶々とした小さな赤い実を見つけま…

十二月(しはす)には 沫雪(あわゆき)降ると 知らねかも 梅の花咲く 含(ふふ)めらずして 紀少鹿女郎(きのおしかのいらつめ) 万葉集 巻8−1648 12月には淡雪が降ると知らないからでしょうか、梅の花が咲いています。蕾のままでいないで。 寒に入…

朝日

朝日影 にほへる山に 照る月の 飽かざる君を 山越しに置きて 田部忌寸櫟子(たべのいみきいちいこ)万葉集 巻4ー495 朝日の光がさしそめた山のあたりに残っている月のように 見あきることのないあなたを山の向こうに置いてきて・・・(心もとない気持で…

あらたまの年のはじめ

あけましておめでとうございます 2010年 元旦