2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ぬばたま (ヒオウギの実)

天の河 瀬を早みかも ぬばたまの 夜は明けにつつ 逢はぬ彦星 万葉集 巻10ー2076 天の川の瀬の流れが速いからか、夜が明けてしまうのに、まだ織女と逢っていない彦星よ。 * ヒオウギ アヤメ科 葉が檜扇のように重なっている形から、この名がついた。 …

ニイニイゼミ

今朝、遠くでミンミンゼミの鳴く声を聞きました。 あぁ! 今年の初ミンミンだわ♪ そして昼過ぎ、裏で「ジ・・・ジ・・・」という音がするので 蝉の発声練習かな? 蜩だといいな、と期待しつつ出てみますと いました!! 小さな蝉。 ツレが申しますには、ニイ…

ひるがお (古名 かほばな)

美夜自呂(みやじろ)の 砂丘辺(すかへ)に立てる 貌(かほ)が花 な咲き出でそね 隠(こ)めて偲はむ 万葉集 巻14−3575 みやじろの海岸の砂丘に咲き立つ「かほばな」のように、人目につくようには咲かないで。秘かに想っていたいから。 *美夜自呂は…