初雪は 千重に降りしけ 恋しくの 多かるわれは 見つつ偲はむ
万葉集 巻20−4475 大原真人今城(おおはらのまひと いまき)
初雪は千重に降り積もれ。恋しさのつのる私はそれを見て、恋しい人を思い偲びましょう。
↑ 寒いので、家の中から硝子戸を少し開けて庭木に積もった雪を写してみました。
雪の予報が出ても、積雪はたいてい鎌倉、逗子のあたりまで。当地は積もらないことが多いので、
今日もいつもと同じかな、と思っていたら予想に反して少し積もりました。
午前9時前後に雨から湿った重い雪に変わり、余り積もりませんようにと願ったら11時頃には止んでくれて大助かりです。
幾重にも雪よ降り積もれ、と詠んだ万葉歌人の大原真人さんの思いとは正反対ですが・・・
坂道の多い町ですので、積もると何かと難儀でなのです。
11月から雪が降るなんて、まさかこの冬は大雪だなんてことは無いでしょうね。
気の早い冬将軍には今しばらく退いていただいて、いずれゆっくりとお出まし願いたいものです。
おとといは暖かな日で、買い物に出るにも薄手のものに短いジャケットを羽織れば十分でした。
少し遠回りをして、目にしたあれこれ、晩秋らしい色も一応意識しながらスマホで買い物散歩のスナップです。 ↓