2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

紅葉 (もみち)

妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山 うち越え來れば 紅葉散りつつ 万葉集 巻10−2201 妹許跡 馬鞍置而 射駒山 撃越來者 紅葉散筒 妻の許へ行こうと馬に鞍を置いて生駒山を越えて来ると、紅葉がしきりに散っています。 生駒山 (一月の景色) 万葉集には百首…

黄葉 (もみちば)

あしひきの 山の黄葉(もみちば) 今夜(こよひ)もか 浮かびゆくらむ 山川の瀬に 万葉集 巻8−1587 大伴宿禰書持(おおとものすくねふみもち) 山のもみじは、今夜も浮かんで流れて行くのでしょうか、山川の瀬を。 流れる川の水面に滲む紅色が見られる…

潮早み 磯廻(いそみ)に居れば 漁(あさり)する 海人とや見らむ 旅行くわれを 万葉集 巻7ー1234 潮の流れが早いので、磯辺にいると漁をする海人と人々が見るだろうか、旅をしている私を。 城ケ島のハチジョウススキを見ての帰りは磯に下りました。 歩…