ウィンドウズ10 意図せぬ更新



5月20日、メールのチェックをしていたら、突然 「w10の更新を構成しています」 という画面に変わりました。
え? w10に変えるつもりはないのに何でこんなことになるの? 頼んでないけど。 
プチンと電源を切りました。( 今思えばこれが運の尽きだった。)
しばらく時間を置いて電源を入れ直すとまた同じ画面が出ます。よく見れば「電源を切らないで下さい」ですって。
よく分からないけど仕方なく放っておいたら何やら勝手に仕事をしていましたが、途中で全く動かなくなってしまいました。
二時間経っても止まったままなのでサポートセンターに電話をかけると
「ただ今電話が込み合っております。このままお待ち頂くかお掛け直し下さい。
お待ちいただく場合お繋ぎするのに30分以上かかります」
何度かけ直しても同じメッセージが繰り返されるので 「このままお待ちする」 ことにして通話状態で待つこと一時間。
ようやく応答がありました。
事情を話すとあれこれ調べてくれて、「お客さま、w10の更新は失敗して、w7は消えちゃってます。リカバリが必要です。」 とのご託宣。
「w10に更新するつもりは全くないのに何故こんな事になるのでしょう?」と聞くと
マイクロソフトが自動的にw10への更新を始めて、そのお知らせがPCの隅に小さく出るのですが気が付かない方が多いようで
今問い合わせが殺到して大変なんです。マイクロソフトの電話なんか全然繋がらない状態らしいですよ」とのこと。
週刊朝日の記事によりますと、「次の予定でアップグレードされます。☆曜日、○月△日、□:00」
という表示がされるそうですが、私は全くそれを見た記憶がありません。
メーカーのサポートセンターにリカバリを依頼して一週間後PCが戻り、セットアップを申し込むのにまた電話一時間待ち。
「申し訳ありませんが大変混雑しておりまして、早くても6月16日のお伺いとなります」
 仕方がない。待つしかありませんね。
6月16日午後、サポートスタッフさんがやって来て黙々と作業すること3時間。
どうやら使える状態になりました。「このPCはw7を使う方がいいんですよ」と言ってました。
w7からw10に更新した場合、不具合が生じる可能性があることはマイクロソフトだって知らない筈はなかろうに。
この件での経費は三万円ほど。世の中全体の思いがけない出費総額は如何ほどになるのでしょうか?
顧客の意志に関係なく一方的にこのような事をする企業の無神経さ、傲慢さが信じられません。
マイクロソフトは専横企業とみつけたり。


セットアップ後、束の間は順調に動いたPCですが、シャットダウンする度に大量のプログラムの更新のインストールがあり
271もの更新の日もあって(その日は終わるまで6時間)、その影響か次々と不具合いが生じ
はてなフォトライフへの複数アップロードが不能になったり、デジブックの編集が出来なくなったり。
ついにはデジカメ画像の取り込みもできなくなってしまいました。何だかマイクロソフトサイバー攻撃されているような心境です。
マイクロソフトは7月29日まで、何が何でもw10への更新攻撃を続ける決意らしく、このパソコンも再び襲われる可能性があるそうです。
セットアップしてくれたサポートスタッフさんが「又こうならないようにしておきますからね」と言っていたのに何でだろ?


このような混乱は重大な社会問題と思われ、正義の味方のTVが採り上げて報道してくれるかと期待したけれど、毎日毎日舛添さん一色。
舛添降ろしと同じ程のエネルギーでもってw10問題も取材して詳しく知らせて欲しかった。
朝日新聞週刊朝日には小さな記事が載り、NHKの夕方の番組ではこの問題を放送した気配がありましたが見逃してしまいました。


今日の朝日新聞朝刊に、消費者庁がw10更新に関する注意点をHPで公表した、との記事が載りました。

PCは、調べものや買い物、各種の情報が得られたりと、有ると便利で楽しい道具ですが
今回のような体験をするとストレスになり、何やら恐ろしく不自由なものだなぁと感じました。
ドジでトンマな苦々しい体験談のお粗末でした。