磯に見し花




島廻(しまみ)すと 磯に見し花 風吹きて 波は寄るとも 取らずは止まじ



    万葉集 巻7ー1117



島廻りをしようとして磯で見た花を、風が吹き波が寄せて来ても取らずには置きません。



 女性を花にたとえているのだとか・・・





土曜日の午後、息子の車で観音崎たたら浜へ海を眺めに出かけました。
雲の多い日で風があって小波が立ち、鈍色混じりの海でしたが,たたら浜の波打ち際はいつもと同じ緑がかった浅瀬で,人々は泳いだり、シュノーケリングを楽しんだり、お昼はBBQでお腹を満たし,一日ゆっくりと過ごして平和で穏やかな夏の風景です。
私どもは、のんびり夏の海を眺めながら磯を少し歩いて植物観察。と言っても、余り植物には関心の無い人たちと一緒なので思うまま観て回るわけにもいかず、やや心が残りました。
同行者は、やたら船舶に詳しくあれこれ説明してくれる者、ただお八つが楽しみでついて来た者。それはそれで楽しい時間ではありました。
ハマナデシコがちょうど盛りのようで、あちらこちらに咲いていました。おととし初めて見つけたメハジキが、同じ場所に一株だけ咲いているのを発見。一昨年はもっと沢山生えていたのに、消えちゃったのかな?



ハマナデシコ


ハマボウ


ハマカンゾウ


ハマユウ


ボタンボウフウ


メハジキ



3時のお茶は観音崎自然博物館隣りの海の見えるレストランで。大きなガラス窓の向こうは大小様々な船が行ったり来たり、見飽きることがありません。


レストランのお庭から、浦賀水道を行き交う船を眺める


磯ぎりぎりにヌッと現れたコンテナ船  危ないんじゃない?  


日本丸も航海訓練? 帆を張ってなくて残念!


たたら浜


ゴジラの足跡  ゴジラが多々良浜沖に出現、ここに日本初上陸したのだとか。(駐車場の係員の方のお話)



モデルさんでしょうか?  何か撮影してました。


緑がかった透明度の高い海の水に白砂が美しい小さな浜辺です。