2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

布雲

夕されば み山を去らぬ 布雲(にのぐも)の 何(あぜ)か絶えむと 言ひし児ろばも 万葉集 巻14−3513 夕方になると山にたなびいて離れない布雲のように、何であなたとの仲が絶えることがありましょうか と言ったあの子は、あぁ (どうしていることであ…

小鴨

沖に住も 小鴨(をかも)のもころ 八尺鳥(やさかどり) 息づく妹を 置きて来のかも 万葉集 巻14−3527 沖に住む小鴨のように大きなため息をつく妻を置いて、私は旅に来てしまいました。 *「沖に住も」は「沖に住む」、「来のかも」は「来ぬかも」。い…

わらびもち

東大寺二月堂の脇の茶所「龍美堂」のわらび餅です。 古い写真で、上は2013年、下は何と2006年に写しました。 二月堂に詣でた時は必ず立ち寄り一服する茶所で、寒くても暑くても注文するのは「抹茶とわらび餅」。 好みは2006年タイプ。ひんやり、…