2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

御苑生の梅

御苑生(みそのふ)の 百木(ももき)の梅の 散る花の 天(あめ)に飛びあがり 雪と降りけむ 大伴宿禰書持 万葉集 巻17−3906 庭園の沢山の木の梅の散る花が、天に飛びあがって雪と降ったのでしょう。 能狂言を楽しんだその晩は都内に泊り、翌日、北鎌…

柳 そしてお能

春雨に 萌えし楊(やなぎ)か 梅の花 友に後(おく)れぬ 常の物かも 大伴書持 万葉集 巻17−3903 春雨に促がされて早く芽生えた柳でしょうか。 それとも梅の花という友達に遅れずに芽をふいたいつもの普通の柳でしょうか。 目黒川の芽吹き柳がとても綺…

若月 (みかづき)

振放(ふりさ)けて 若月(みかづき)見れば 一目見し 人の眉引(まよびき) 思ほゆるかも 大伴家持 万葉集 巻6−994 振り仰いで三日月を見ると、ただ一目見た女(ひと)の眉引きを思い出します。 昨夜、微笑む口元のような三日月が 出ていました。 そして…

メジロがきた♪

枝垂梅の枝に蜜柑を刺しておいたら、今年もメジロがやって来ました。 たいていヒヨドリに先を越されてしまいますが、どこかで見ているらしく ヒヨドリがちょっと座を外した?隙に『鬼のいぬ間』とばかり飛んできて 熱心に蜜柑を啄ばんでいます。 冬ごもり 春…