2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

かはらふじ (ジャケツイバラ)

かはらふじに 延(は)ひおぼとれる 屎葛(くそかずら) 絶ゆることなく 宮仕(みやづかへ)せむ 高宮王 万葉集 巻16−3855 カワラフジにまといつき、広がり乱れているクソカヅラの蔓が絶えないように、私も絶えることなく、いつまでも宮仕えいたします…

楝・あふち(栴檀・せんだん)

霍公鳥(ほととぎす) 楝(あふち)の枝に 行きて居ば 花は散らむな 珠と見るまで 大伴家持 万葉集 巻17−3913 ホトトギスが楝(あふち)の枝に飛んでいって止ったら、珠のようになって花は散るだろうな。 *昨年の今頃にも『楝とホトトギス』の歌を投…