み熊野の 浦の浜木綿(はまゆふ) 百重(ももへ)なす 心は思(も)へど 直(ただ)に逢はぬかも 柿本人麻呂 万葉集 巻4−496 熊野の浦に 幾重にも重なって咲いている浜木綿のように、私の心もあの女(ひと)への思いでいっぱいなのだけれど、直(じか)に逢…
吾妹子(わぎもこ)が 形見の合歓木(ねぶ)は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも 大伴家持 万葉集 巻8−1463 あなたの形見の合歓木(ねむ)の木は、花だけ咲いて、おそらくは実にならないかもしれません。 *巻8−1461 紀女郎(きのいらつめ)…
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