2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

うけら (オケラ)

恋しけは 袖も振らむを 武蔵野の うけらが花の 色に出(づ)なゆめ 万葉集 巻14−3376 恋しいなら私が袖を振りましょう。ですから、武蔵野のオケラの花のように あなたは恋心を顔色にあらわさないでくださいね、決して。 8月下旬、戸倉上山田温泉滞在中…

千曲川

信濃なる 千曲(ちぐま)の川の 細石(さざれし)も 君し踏みてば 玉と拾はむ 万葉集 巻14−3400 信濃の千曲川の小石だって、あなたが踏まれたのなら、玉として拾いましょう。 止せば良いのに、残暑厳しい八月の終わりに、信州は戸倉上山田温泉に出かけま…