2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
桜花 咲きかも散ると 見るまでに 誰(たれ)かも此処に 見えて散り行く 万葉集 巻12−3129 (柿本人麿歌集) 桜の花が咲いては散っていくように、ここに集っては散って行く人々は誰なのでしょう。 長興山紹太寺の枝垂桜 次世代の木も成長しています 花…
鴬の 鳴き散らすらむ 春の花 いつしか君と 手折り挿頭(かざ)さむ 大伴家持 万葉集 巻17ー3966 ウグイスが鳴いて散らしているであろう春の花を、いつの日にかあなたと手折り、髪に飾りたいものです。 横須賀市の三笠公園近くに『よこすかポートマーケ…
大神(おおみわ)朝臣奥守(おきもり)の報(こた)へ嗤う歌一首 佛造(ほとけつく)る 真朱(まそほ)足らずは 水たまる 池田の朝臣(あそ)が 鼻の上を掘れ 万葉集 巻16−3841 仏を造る朱(ソホ=水銀)が足りないのなら、池田朝臣の赤い鼻の上を掘りな…