にほとり (カイツブリ)



にほ鳥の 潜(かず)く池水 情(こころ)あらば 君にわが恋ふる 情(こころ)示さね


  大伴坂上女郎 万葉集 巻4ー725



にほ鳥のくぐる池の水よ。心があるなら、わが君を私が恋しく思う心を示しておくれ。



この歌は、坂上女郎が聖武天皇に献じた一首です。




           




初めてカイツブリと云う名の水鳥を見ました。
思い立って散歩に出た河津桜咲く三浦の小松ヶ池で、オオバンオナガガモが遊ぶ池面を眺めている時、『カイツブリがいますよ』と教えて下さる方の指差す葦の根元に確認できました。
一度ぜひ出会いたいと思っていた鳥なので、大喜びでカメラを向けるのですが、いた!と思うとすぐに潜ってしまい、何処へ行ったのかキョロキョロ捜すと思いがけないところにヒョッコり現れ、また潜るの繰返しでなかなか姿を捉えることができません。それでも ようやく撮れた貴重な???写真をご覧下さい。一枚目の、羽を膨らませてコロンとした可愛い様子が気に入っています。
繁殖期には、親鳥がヒナを背中に乗せて泳ぐ姿も見られるそうなので、今度は双眼鏡持参で行ってみようと思う今日この頃でございます(*^。^*)