梅に月




   ひさかたの 月夜(つくよ)を清み 梅の花 心開けて わが思(も)へる君


                   紀少鹿女郎(きのをしかのいらつめ)  万葉集 巻8ー1661



 夜の月がきれいなので梅の花が開くように、私も心を開いてあなたをお慕いしています。





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   おととい、穏やかな春の日差しに誘われて「しょうぶ園」へ散策にでました。
   ふと見上げた山の際の梢の先に、昼の月がぽっかり浮かんでいるのに気づいて
   そういえば、万葉集に「梅と月」を詠んだ歌があったっけ
   と思い出し、梅の枝先の白い月を写してみました。
   花も月も一緒に綺麗に写したいのに、花を意識すると月がぼやけ、月を意識すると花がぼやける。
   何でかな〜?  上等なカメラで技術があればちゃんと思い通りに撮れるのかな??
   私のカメラでも知識と腕があれば写せるのかしら???

   初めの一枚と二枚目の写真は、昨日の夕方に撮った、わが家の庭の梅と朧月です。
   薄桃色の梅の花なのですが薄墨色にしか写りません。6時頃ですし、こんなものですかねぇ。


 右のうっすら白い小さな塊り、雲みたいですが月です (*^_^*)       ↓


空気の冷い日でしたが日差しは暖かく、木漏れ日がキラキラ輝いて気持ちの良い散歩でした。
梅は盛りを過ぎ、椿の花がチラホラ、水仙もチラホラ、地味なクリスマスローズはたっぷり咲いて見頃です。










3月13日、今日は午後から春の嵐になりました。


横須賀しょうぶ園散策のデジブック作りました。