藤の末葉






春べ咲く 
藤の末葉(うらば)の うら安に 
さ寝(ぬ)る夜そなき 
子ろをし思(も)へば


万葉集 巻14−3504



いとしい子を思っているので
心安らかに眠れる夜がないことです。



藤の末葉の・・・までは、うら安のウラを導く序です。
末葉とは、草木の先の方の葉のことです。






         




5月5日は連休中唯一の五月晴れでしたので、しょうぶ園の藤の花を観にでかけました。
想像もしておりませんでしたが、3日の豪雨で花は傷んで散ったり、房ごと腐ったようになっているのでした。ショボショボと少しは残っていたものの、甘い香りも感じません。
遠くから来られた方には、ややお気の毒なことでした。
幸い白藤は遅れて咲くので影響は少ないようです。


この日、カメラの露出や絞りを、暗くしたり明るくしたり色々と試してみました。
下の写真三枚は、明るく柔らかい感じに写したいな、と思って撮ったものです。
もう少し、ぼや〜っとさせたかったのですが、コンデジではそれは無理な相談なのでしょうか。
いつもぼやけた写真しか撮れないのに、本気でぼかそうとすると出来ません(笑)


曇りや晴れの設定もできることを発見したので、晴れに合わせましたが
そうすると、暗めの写真は私のカメラでは緑が不自然な色にに写るような気がします。





『横須賀しょうぶ園の藤』のスライドショー、お暇がありましたらご覧くださいませ。