さす竹の




さす竹の 大宮人は 今もかも 人なぶりのみ 好みたるらむ


 中臣宅守 万葉集 巻15−3758



大宮人は、今もやはり人をからかい、困らせることばかり好んでいるのでしょうか。




この歌は、奈良の大路の歌の時に触れました、中臣宅守が、狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)との恋愛事件で
越前に流罪になった折りの、二人の贈答歌の中の一首です。
妻が宮廷人から意地悪をされているのでは・・・と心配しているのでしょうか。


『さす竹』は、勢いよく成長する竹の意で、さす竹の・・・は大宮を導く枕詞です。



          



先日、こよっこさんが、ご旅行の序でに鎌倉へ立ち寄られたので、報国寺浄妙寺を拝観して写真を撮ったりお喋りに花を咲かせたり楽しい午後をご一緒しました。


何かで「鎌倉を撮るなら、露出はマイナス設定に」という記事を読みまして、デジカメの取扱説明書と首っ引きでどうにか設定し、青葉、紅葉を写すためのマークも見つけたので、そのボタンも押しました。結果、写った画像はコントラストが強めの色合いになりました。露出か青葉マーク、どちらかひとつにした方が良かったのでしょうか?それとも、この日は曇りがちでしたので、何の設定もせずいつも通りオートで撮るべきだったのでしょうか? マイナス露出にすると、シャッター速度が遅くなるのですね。いつにも増してボケボケ写真を量産したのでした。説明書を細かく読むと、コンデジでも色々な楽しみ方ができそうです。また気が向いたときに別な設定を試してみようと思います。