鎌倉 源氏山公園で
鴉（からす）とふ 大軽率鳥（おほをそどり）の 真実（まさで）にも 来まさぬ君を 児ろ来（く）とそ鳴く
万葉集 巻１４−３５２１
カラスという大あわて者の鳥が、本当にいらっしゃるわけでもないわが君を、児ろ来（あの方がおいでになった）と鳴いています
＊児ろ来は、烏の鳴き声「コロク」に掛けています。
万葉の時代には、カラスの鳴き声を「コロク」と聞いたのでしょうか。
今、私達は、カラスの鳴き声をカァ〜カァ〜と表現することが多いですが、よく聴きますと、「あわ あわ〜」とか「くわっ くわっ」とか「Ha! Ha!」など、色々な鳴き方をします。カラス語でしょうか？ それとも個体差？
カラスって、良く見ると、つぶらな黒い瞳で可愛い顔をしていて、それを写そうとそっと近寄ると、すぐ逃げてしまいます。ちょっと図々しく、とても用心深い鳥です。で、いつもシルエットしか写せません。
鎌倉 由比ガ浜で
大磯海岸で
水鳥がパンくずを投げて貰っているのを、いかにも欲しそうに見ているカラス
大船フラワーセンターで
