相模嶺・さがむね


                     二宮町 吾妻山公園からの大山


相模嶺(さがむね)の 小峯(おみね)見かくし 忘れ来る
              妹が名呼びて 吾を哭(ね)し泣くな


                        万葉集 巻14ー3362



いつも見える相模の嶺の小峰を見て見ないふりをするように、無理に忘れてきた妻の名を、つい口に出して呼んで泣いてしまいました。



*相模嶺については特定されていませんが、相模の国の中央にある大山を指すという説があります。

大山(標高1252m)は古くから山岳信仰の山として知られ、江戸時代には講ができ、大山詣でとして庶民参詣と行楽で人気を集めたそうです。
別名「雨降山」とも呼ばれ、雨乞いの山でもありました。


先日、大山名物の豆腐料理を食しに行ってみました。

バスの終点からケーブルカーの乗り場までは狭い石段が続き、両側に土産物屋、豆腐料理の店、旅館などが並んでいます。


追分からケーブルカーで 急勾配を登ってゆきます。
男坂、女坂の昔からの参詣道を元気に歩く人も。


ケーブルカーの終点からまだまだ階段を登り


阿夫利神社(あふりじんじゃ)下社にたどり着きますす


ここから更に1時間半ほど登ると大山山頂 阿夫利神社本社があります


下社からの眺望 相模平野、相模湾 三浦半島から伊豆半島まで。大島も見えるはずですが、ちょっと全体に霞んでいます。


この日 頂いたお料理、 豆腐会席の「梅」 ¥3150也。

「竹」「梅」以外のコースは予約が必要とのことでした。


番外 北鎌倉から大山・丹沢の峰々