蓮・はちす (ハス)



ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉(はちすは)に 溜まれる水の 玉に似たる見む


  万葉集 巻16−3837



雨が降らないかなぁ。蓮の葉に溜まった水が、玉のようになるのを見たいものです。


 歌を詠むのが上手な右兵衛府の官人がおりました。
ある時、右兵衛府で酒食を調え、官人達をもてなす饗宴が催され、料理は全て蓮の葉に盛って出されました。人々は宴たけなわになると歌や舞などを絶え間なく続け、ここで例の歌の上手な官人に『蓮の葉にかけて歌を作りなさい』と言いますと、即座にこの歌を作ったということです。



       


      
 暑中お見舞い申し上げます


先日、鶴岡八幡宮の源平池のハスの花を観に行きました。
白い花は沢山咲いていたのですが、紅い花は疎らで、盛りには未だ早かったようです。 
この朝開花したばかりのや、三日目で散る間際のやら、朝の光に輝く花、日陰で楚々と咲いている花など色々写してみましたので、ここに発表します (*^。^*)