霍公鳥(ほととぎす) いとふ時なし 菖蒲草(あやめぐさ)鬘(かづら)にせむ日 此(こ)ゆ鳴き渡れ
田邊福麿(さきまろ) 万葉集 巻18−4035
ホトトギスよ。いつと云って嫌だと思う時はないけれど、同じ鳴くなら、アヤメグサを「かずら」にする日に ここを鳴いて渡っておくれ。
*巻10−1955に同じ歌があります。
万葉集に詠まれた『あやめぐさ』とは、今のショウブのことで、万葉時代には5月の節句に、薬玉や髪飾りにする風習があったそうです。
しょうぶ湯にすると芳い香りがしますね。我が家も今日はしょうぶ湯にして、邪気を払おうと思います♪
先日、横須賀しょうぶ園に藤の花を見に行きましたら、菖蒲田に、珍しいショウブの花穂が出ているのを発見しました。葉(茎?)から直に出ていて、ちょっと面白い形です。
トリミングで拡大してみました。
ピンボケで良く分りませんね(^^ゞ