三日月



月立ちて ただ三日月の 眉根(まよね)掻(か)き 
             日(け)長く恋ひし 君に逢へるかも


坂上郎女(さかのうえのいらつめ) 万葉集巻6−993



新月の三日月のような眉を掻いたからでしょうか。
長い間恋しく思っていたあなたにようやくお逢いできました。


 昔、眉を掻くと人に逢う、という俗信がありました。




「一度三日月をちゃんと写してみたいな」と思っていて、最近は毎日、国立天文台のHPで「月の出入り」をチェックしておりました。そして12月1日の月が三日月になると知り、昨日は朝から、時々空を見上げては月を探しましたが中々見つかりません。午後からは雲も出てきて、日暮れても影を現しませんでした。ま、ショウガナイか・・・と諦めたところへ、暗くなって出先から戻ったツレアイが 「今、月の近くに星が二つ瞬いて綺麗だよ。坂の下の方で見えたよ」 と云うのです。 ラッキー!
さっそく坂の下の見通しの良い所まで行きますと、西の低い空に、いました! 三日月!
少し上には煌く二つの星。 
今朝の新聞によりますと、金星と木星だそうです。最近では二つの惑星が最も近づいたということです。この現象をスマイルと呼んだりもするそうで、次回は2501年6月20日だとピクメイトの方に教えて頂きました。

上手には撮れませんでしたが、上の方の白い点が木星、その左下が金星です。



トリミングして大きくしてみました。余りクッキリしていませんね。



過去に写した三日月(四日月かも?)



11月22日は逆三日月形になりました


12月3日の月 クッキリ写りました (*^^)v