唐棣 ・はねず (にわうめ)


雨の日の庭梅



夏まけて 咲きたる唐棣(はねず) ひさかたの 雨うち降らば うつろひなむか

                     大伴家持 万葉集 巻8−1485




夏を待ちうけて咲いたハネズは、雨が降ったら色があせてしまうのでしょうか。


* ハネズはこの庭梅の他に、同じ仲間の庭桜、木蓮とする説があります。
  万葉の時代ハネズ色は、うつろい易いものとされていたようです。 



今年も我家の庭梅が綺麗に咲きました。ちょっと盛りは過ぎましたが、次は庭桜がボチボチ咲き始めました。
この庭桜は、園芸の苦手な連れ合いが、何故か毎年根元から切ってしまうので、そこから細い枝をヒョロヒョロと伸ばして少し咲きます。
「これは植えてあるんですからね。切らないでね!!」と、その度に云うのですが・・・
30年以上も昔、当人の実家から貰ってきて植えたんですけどねぇ。
全く無関心なんです。(ーー;)


咲き始め


今日の庭梅


また来年!


問題の庭桜