夢殿



ゆめどの は しづか なる かな ものもひ に  こもりて いま も まします が ごと 



(夢殿は 静かなるかな もの思ひに 籠りて今も ましますがごと)    会津八一



夢殿はなんと静かなのだろう。今でも(聖徳太子が)籠って物思いに耽っていらっしゃるようだ。






ほぼ15年ぶりに法隆寺を訪ねました。
夢殿ではちょうど『上宮王院修正会』の二日目の法要が行われているところで
開かれた扉の網越しにその様子を参拝することができました。
これは 十一面観音の徳を讃え、国家と寺門の興隆を祈る『十一面観音悔過』という法要だそうです。
しっかり数えませんでしたが、お堂の中には8人ほどのお坊様がいらしたでしょうか。
白い小さな冊子?を見ながら経文を唱えて座したり立ち上がったり
また、法螺貝を吹き鳴らし、大きな鈴を振りながら『救世観音』のお厨子の周りを回る様など
日常目にすることのない珍しい(有難い?)儀式を見学できました。
法螺貝の底力のある素晴らしい音色は圧倒的で、お坊さんの日頃の鍛錬の程が偲ばれます。



夢殿 廻廊の連子窓の影が美しく


修正会の法要を終えて自坊に帰るお坊さま方







    ☆    ☆    




昨日、北鎌倉駅から鎌倉駅まで、春の気配を感じながら「ひと駅散歩」を楽しみました。


東慶寺 まんさく


東慶寺 白梅一輪 門前の木は三分咲き、境内の梅の蕾は膨らんだのあり、固いのもあり。


紅梅は いまだふふめり


八幡宮境内 旗上弁財天社の紅梅


鶴岡八幡宮社務所


舞殿は3日に行われる節分祭に向けて、舞台が拡張されておりました。