山菅・やますが(ヤブラン)




咲く花は 移ろふ時あり あしひきの 
山菅(やますが)の根し 長くはありけり


大伴家持  万葉集 巻20−4484




美しく咲く花はいつか散る時がある。
山菅の根こそ長く生き続けることだ。








            


神武寺薬師堂


神武寺 なんじゃもんじゃの木



20年ぶりに三浦半島神武寺鷹取山ハイキングコースを歩いてみました。
JR東逗子駅から神武寺を経て京急追浜駅までの、距離の短い気軽なコースという記憶を頼りに、ほんの足慣らしのつもりで歩き始めたのですが、途中の山道に急なクサリ場が現れ、あれ!こんなに険しい道だったっけ?と思いがけない崖登りにモタモタしながらのコース制覇となりました。
多分20年前は若くて??何とも思わなかった急な岩場が、今は大きな壁となって私共の行く手を阻んでいたのです。(-_-;)
登山道の暗い林の下には、ヤブランヤブミョウガヤブコウジなどの実が艶々と輝き、尾根道にはコウヤボウキがそこ此処に咲いておりました。
鷹取山の山頂は昔の石切り場跡で、今は恰好の岩登りの練習場になっており、この日も大勢のクライマーが集い、中年『山女』の皆さんも元気に頑張っておられました。



ヤブミョウガ                     
 

ヤブコウジ


コウヤボウキ


登る人                         
 

磨崖仏


鷹取山公園からの眺望