池神(いけがみ)の 力士舞(りきしまひ)かも 白鷺の 桙(ほこ)啄(く)ひ持ちて 飛び渡るらむ
長忌寸意吉麿(ながのいみきおきまろ) 万葉集 巻16−3831
池神の力士舞なのでしょうか。白鷺が小枝をくわえて飛んでいきます。
* 『池神』とは地名らしいですが、それが何処を指すのか分っていません。
『力士舞』についても詳細な資料は残っていないのですが、滑稽味のある舞だったようです。
力士舞を知らない現代人には、滑稽味といわれても感覚的に理解できませんね。
源平池のコサギ
コサギと断定的に書いておりますが、実はよく分りません(^^ゞ
夏と冬では様子が違うらしいですし・・・
ご存知でしたらお教え下さいませ。
私が日常的に出会う鷺は、鶴岡八幡宮の源平池にいるコサギとアオサギです。
ある年、チュウサギと思われる集団が池の畔の一本の樹に巣を造って、ギャーギャーと騒々しく過ごしているのを見たことがあるのですが、普段はコサギが一羽、アオサギが一・二羽出会うばかりでした。ところが先日散歩に出ましたら、アオサギが三羽に増えていて、家族でしょうか、それとも三角関係なのでしょうか、二羽の激しい空中戦を目撃しました。
こちらは去年の秋に行った奈良、鷺池のダイサギ。体が小さいのでチュウサギかしらと思ったのですが、嘴からの線が目の後ろまで伸びているのでダイサギで間違いなさそうです・・?・・(笑)
去年ようやく撮れた飛翔するアオサギ・・・ピンボケ
人が鴨や鯉に投げる餌の分け前を期待する、おねだり上手なアオサギ
樹の上で辺りを睥睨するアオサギ
余談ですが源平池つながりで、あの倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の復活の兆しをご覧下さい。
残った根から沢山の若葉が芽生えました。
根の脇に移植された幹からも新芽が出て、なんと!花(雄花)もつけました。
今日は風もなく穏やかで爽やかな五月晴れになりました。
皆さま、連休をお楽しみでしょうか?
こんな好い日に、老夫婦は家の中でちんまり過ごしております(*^。^*)