白毫寺参道 (奈良市白毫寺町)



高圓(たかまと)の 野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見る人無しに


     笠朝臣金村(かさのあそみかなむら) 万葉集 巻2−231



高円の野辺の秋萩は、空しく咲いては散っていることでしょうか
ご覧になる皇子さまも、もういらっしゃらないで



 霊亀元年(715年)九月に亡くなられた志貴皇子(しきのみこ)を偲び詠んだ歌です。
続日本紀には霊亀二年八月十一日薨去となっています)


万葉のころ、高円山の麓の辺りに天智天皇の第七皇子、志貴皇子離宮があり、その山荘を寺としたのが今の白毫寺(びゃくごうじ)であると伝えられています。

萩の花はもう散ってしまったかも・・・と思いつつ行って見ましが、案の定、花は殆んど散って実になっていました。
萩の寺として知られる白毫寺の萩は、ニシキハギ(錦萩)が多いそうで、参道の石段の両側を覆うように咲く花の盛りは、さぞ見事なことでしょう。ここは春の五色椿も有名ですよね。

白毫寺は高円山山麓の高台にあって眺望が素晴らしく、遠く生駒山信貴山二上山
葛城・金剛の山並み、近くは奈良市街が見渡せます。



萩の実


お庭の片隅にひっそりと万葉歌碑がありました(犬養孝 書)


ここで !突然ですが! 鎌倉の萩の花を〜(#^.^#) 
英勝寺の萩と浄光明寺の白萩        


白毫寺本堂


白毫寺からの展望


鷺池に影を映す高円山と浮御堂