五大堂明王院
鶉(うずら)鳴く 古りにし郷(さと)の 秋萩を 思ふ人どち 相見つるかも
沙彌尼 万葉集 巻8−1558
ウズラの鳴く古びた里に咲く秋萩を、仲の良い者どうしで一緒に見たことです。
秋が深まって、萩の花も殆んど散ってしまいました。
今年は意識して萩を見に行くこともなかったので、いつの間にか散ってしまったなぁ、という感じです。それでも折々に出あった萩の花を何枚か写しました。
9月中旬に所用で鎌倉へ行ったついでに立ち寄った、萩の寺として名高い宝戎寺の白萩は、昔はもっと覆いかぶさるように咲いていたような記憶があったので、ちょっと物足りない感じがしました。
地面いっぱいに咲きこぼれた萩の花を一度見てみたいと思っているのですが、中々機会に恵まれません。