川の瀬



川の瀬の 激(たぎつ)を見れば 玉をかも 散り乱れたる 川の常かも


                   間人宿禰 万葉集巻9−1685



川の瀬の激流を見ると、玉が散り乱れていると思われるほどに白い泡が立っている。この景色は、川のいつものことなのだろうか。




この夏一週間ほど滞在した増富温泉には、金峰山瑞牆山を源とする本谷川が流れています。
ミニ奥入瀬といった趣の渓流で、秋の紅葉は、それは見事なものだそうです。

今回の歌のテーマ、『川の瀬の激つ玉』を写そうと試みましたが、洗濯機の中の泡のように写ってしまいました。臆面もなく発表?しますので、御用とお急ぎでないお方、どうぞお付き合い下さいませ。