かきつはた (カキツバタ)



   杜若(かきつはた) 丹(に)つらふ君を ゆくりなく 思ひ出でつつ 嘆きつるかも


                万葉集 巻11−2521



カキツバタのように顔立ち美しいわが君を、ひょっと思い出してはため息をついています。







5月19日午後5時頃、ならまち散策の途中、十輪院に立ち寄ったのですが、ちょうどお若い僧侶と尼僧さんが閉門の準備をなさっているところでした。折角なので『お参りしてもいいですか?』と伺うと、『内部の拝観はできませんが、どうぞ』
と可愛い尼僧さんが云って下さったので、
では、とソソクサとお参りし
『あ!カキツバタが咲いてる!』
と、こちらもソソクサと撮らせて頂いて
『ハイ、またゆ〜っくりとお参りくださいね〜』
という慇懃な?お坊さんの声にに送リ出されたのでした・・・お邪魔さまでした・・・^_^;
カキツバタは既に花の盛りが過ぎていて残念でしたが、見頃には後ろのツツジと競い合い、さぞ美しく人々の目を愉しませたことでしょう。








 カキツバタ                        白カキツバタ


 ノハナショウブ                      ヒオウギアヤメ
 




11日に横須賀しょうぶ園の花菖蒲を観てきました。