撮影場所 小石川植物園
あしひきの 山下日蔭(ひかげ) 蘰(かづら)ける 上にやさらに 梅を賞(しの)はむ
大伴家持 万葉集 巻19−4278
大意1:山の下蔭(したかげ)にヒカゲを蘰(かずら)として遊んでいる上に、ど うして梅の花をかざしましょう(もうこれで十分です)
2:ヒカゲノカズラをかざしてお祝いした上に、さらに梅の花を賞(め)でま しょう。
二つの相反する解釈があります。本当はどちら?
* ヒカゲノカズラは,山地などの日陰を好む常緑多年生のシダ植物。長さ2メートルに達する。この蔓で頭飾りや襷(たすき)などを作った。