今(この)世にし 楽しくあらば 来む生(よ)には  虫に鳥にも われはなりなむ

                   
                     大伴旅人 万葉集 巻3−348




この世で楽しく(酒を飲み)過ごせるのなら、来世では虫にだって鳥にだってなりましょう。


太宰帥大伴卿(大伴旅人)、「酒を讃(ほ)むる歌十三首」の中の一首です。




過ぐる夏の旅で写した虫の数々を並べてみました。
蝶々が多いので、蝶の歌があればよいのですが、万葉集には一首も詠まれていないそうです。
で、旅人さんのこのお歌をお借りしました。


乗鞍高原ではオオミスジヒョウモンチョウの仲間をよく目にしました。
林の中ではヒカゲチョウの仲間がいろいろ。
ヒョウモン、ヒカゲの仲間は種類が多く、図鑑で調べてもコレと判別が難しいです。
山梨県瑞牆山麓では、初めてコムラサキという名の蝶に出会いました。
この蝶は光線と見る角度によって翅が紫色に輝く、と図鑑にありましたが、偶々目の前に飛んできて止まったのは
後ろ向きで、これは最も紫に見えない角度なのだそうです。知っていたらもっと念入りに観察したものを・・・



バッタの幼虫かな? 翅がなく1.5センチほどの体長でした。(ヤマトフキバッタ?)


ハチの仲間


蛾の仲間 (トンボエダシャクとキンモンガ)


ルリイトトンボとミヤマアカネ
 


クジャクチョウ(左は乗鞍岳畳平で、右は山梨県増富温泉にて)
 


ミヤマカラスアゲハとアサギマダラ
 


オオイチモンジ
 


オオミスジとホシミスジ
 


エルタテハとコムラサキ
 


ヒカゲチョウの仲間
 


シロチョウの仲間
 


ツマグロヒョウモンとオオウラギンスジヒョウモン?
 


コヒョウモン?