湯河原温泉 藤木川沿いに湧く温泉
足柄(あしがり)の 土肥(とひ)の河内(かふち)に 出る湯の 世にもたよらに 児ろが言はなくに
万葉集 巻14−3368
足柄の土肥の河淵に湧く温泉が決して絶えそうもないように、二人の仲も絶えそうに無い、とあの娘は言うのだけれど・・・(わたしは心配で仕方が無い)
湯河原駅前
土肥は湯河原温泉のことで、駅付近には今も土肥の地名が残っています。
湯河原駅一帯は、中世の土肥館跡とされ、駅前には、土肥実平夫妻の像があります。
落合橋付近
千歳川と藤木川の合流地点のこの辺りが「河内」ではないか、との説があります。
右 藤木川 左 千歳川 合流して千歳川となり、相模湾に注いでいます。
万葉公園の歌碑(竹内栖鳳書)
湯河原温泉の中では「温泉場」が最も古く、加水、循環ろ過をしない、源泉100%の宿があります。「ままねの湯」は立ち寄り湯ができるので興味津々なのですが、とても熱いという評判なので、未だ入る覚悟が出来ません(笑)
共同浴場「ままねの湯」
泉質: ナトリウム−カルシウム・塩化物硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温: 82.8度C
pH値: 8.4
適応症: 筋肉痛 神経痛 リュウマチ 外傷 皮膚病 冷え性