増富温泉の宿からぶらぶらと川下に向かって歩いて行きますと、日向だの日陰だのと呼ばれる小さな集落の中に昭和38年に廃校になったという小さな分教場が残っています。
この古い校舎を借りて染色工房として使っていた人がカフェを始めたと聞き、散歩がてら昼食に寄ってみました。
いつも泊まる宿のロビーに展示してあるスカーフや帽子など、フィトンチッドの作品を見ていましたのでその存在は知っていましたが、お店に行くのは初めてでした。
それは廃校マニアの方が喜びそうな可愛らしい味わいのある校舎で、懐かしさと温もりを感じる佇まいです。
こんなに山深く、訪れる人の少ない地にひっそりと営業するお店にも、インターネットで情報を得た若いカップルや女性グループが車でやって来て、猫と戯れてお茶をして写真を撮って、ゆっくり流れる時間を楽しんでいるようでした。
私も拙い写真を撮りました。、昔懐かしい建物の風情をどうぞご覧下さい。
教室の黒板に「比志小学校冨里分校」と書いてありました。
ピタパンサンドとアイスカフェオレを注文