蓼 (たで)




小児(わらわ)ども 草はな刈りそ 八穂蓼(やほたで)を 穂積の朝臣(あそ)が 腋くさを刈れ



 万葉集 巻16−3842  平群朝臣



草刈りの子らよ。そこの草は刈らなくていいから、あの穂積の朝臣の臭い腋毛を刈りなさい。


* 平群朝臣が穂積朝臣をからかった歌です。
「八穂蓼を」は穂にかかる枕詞。穂の多い蓼の意。
この度は、ちょっとお品の悪い一首でした。



イヌタデ (犬蓼)        くりはま花の国 ハーブ園で


オオケタデ (大毛蓼)       北鎌倉 東慶寺



         *     




さて、台風19号にコスモスが荒らされる前にと12日、久里浜のコスモス畑に行ってみました。すでに18号の影響でかなり傷んでしまい、漸く立ち直りかけた様子でしたが、また19号通過でコスモスも災難です。
くりはま花の国に着きますと、丁度フラワートレインが出発するところでしたので、気まぐれにハーブ園まで乗って行くことにしました。
ガタゴト揺れて乗り心地は余り好くないような・・・

秋のハーブ園はセージ系が主流で、遊歩道にはローズマリーアメジストセージが植えられ、芳しい散歩道になっています。
こちらも台風の影響か、それとも季節的なものなのか、花数はとても少なく感じましたが、少ないなりに名札を確かめながらハーブのお勉強をしてきました。



ローズマリー                         


アメジストセージ 


スカイブルーセージ


レモンマリーゴールド


レモンマリーゴールド                     

ミントマリーゴールド 


パイナップルセージ


チェリーセージ                         
 

ラベンダーセージ



これもセージの仲間でしょうか? 名札がありませんでした。


キノコも生えてました。食べられるのかな?


長崎ラベンダー        (背景の赤い屋根の建物はハーブの足湯です)


唐辛子


ガウラ (白蝶草)                        
 

チコリ


アメジストセージセイタカアワダチソウ


公園に到着した時点でもう午後3時でしたから、ハーブ園でウロウロしている間にすっかり日が暮れてしまいました。
帰り道の夕暮れコスモスです。