12月2日成田発。プラハ、ドレスデン、ベルリンを巡る9日間のツアーに参加して
ベルリンフィルの定期演奏会を聴いてきました。
最初の訪問地はプラハ。
ストラホフ修道院神学の間でフルートとギターによるミニコンサート。
軽やかなバロック風の曲に始まり、アヴェマリア、トルコ行進曲、ハンガリー舞曲など
お馴染みの音楽を楽しんだ爽やかなひと時でした。
***
ドレスデン、ブリュールのテラスからエルベ川 左端は国立歌劇場
二番目の訪問地はドレスデン。(昼食でマイセンにもちょこっと立ち寄って)
着いた日の夜、ゼンパー・オーパーにて、バレエ「くるみ割り人形」鑑賞。
バレエ鑑賞にはちょっと難のある席でしたが、豪華な劇場と美しい舞台を、それなりに楽しむことができました。
この日、北海で吹き荒れた暴風の影響がドレスデンにも及び、ちょうど観劇に出かける頃から強風が吹き始めたのです。屈強なタクシーの運転手さんも奇妙な悲鳴を上げるほどの。その風に押されたのか、旅仲間のお一人が劇場入り口の階段で、前のめりに転んで顔に怪我を負いオロオロしていると、「マダーム」と劇場のスタッフが近寄って様子を察し、素早く病院の手配をしてくれました。病院の対応も大変良かったそうです。さすがドイツ。
***
道路の、色が異なる横のライン分かるでしょうか? この線の上にずーっと壁が続いていたそうで。
さて、ついにその時がきました。期待のベルリンフィル定期演奏会です。
ベートーベン 交響曲 第四番
若さ溢れるドゥダメル(エクボガ可愛い!)の指揮と、コンサートマスター樫本大進さんの伸び伸びと演奏する姿が印象的でした。
フィルハーモニホールの音響は素晴らしい、と読み聞きして、ある程度の想像はしていても、実際に行って聴いてみると予想を超えて、それは天井からキラキラと音が降り注ぐような不思議な感覚なのでした。百聞は一見(聴?)に如かず。
お洒落で気の利いた選曲は、疲れた旅人には何よりのプログラムだったと思います。
休憩時間にホールのスタッフにトイレの場所を尋ねますと
「ドイツ語で話しますか? それとも英語? 日本語?」
「ぜひ日本語で!」
「この階段を下りてあの正面の右側です」
「あのショップの右側ね?ダンケシェーン!」
でも無い、トイレ・・・ショップの右側は壁です。
マゴマゴしていると「すみません、間違えました。ショップの左側です」
親切に教えに来てくれました。「ありがとうございます!!」
とても綺麗な日本語を話す方でした。さすがベルリン フィルハーモニー。