春山の 馬酔木の花の 憎からぬ 君にはしゑや 寄さゆともよし
万葉集 巻10−1926
春山のあしびの花のように心をひかれるあなたとならば、ええ、噂を立てられても構いません。
我が家の手入れの行き届かない(と云うよりホッタラカシ)の庭の馬酔木が咲き始めました。
一枚目の写真がそれで、今年開花した最初のひと房です。
箱根の山の自生種なのですが、緑がかった白い花が何とも可憐だと思いません?
大涌谷から姥子温泉に抜ける姥子自然歩道には馬酔木の林があり、火山ガスや火山礫がごろごろした環境にもめげず、濃い緑の葉を茂らせていますが、花は園芸種と違って余り多くは付かないようです。
馬酔木はアシビ、アセビ、アセボなどと読み、有毒で、馬や鹿などの草食動物が食べると、酔ったようになることからこの名がつきました。
ツツジ科アセビ属の常緑低木。
以下、今年出会った馬酔木の花の写真です。優しくて華やかな色が次々誕生しますね。
このような淡い色は中々ピントが合ってくれなくて・・・お恥ずかしいのですが ^_^;