このてがしは


                        撮影場所 小石川植物園


奈良山の 児手柏(このてがしは)の 両面(ふたおも)に かにもかくにも 佞人(ねじけひと)の徒(とも)        

       万葉集 巻 16−3836    消奈(せな)行文太夫(まえつきみ)



奈良山の児手柏が表裏に違いがあるように、あれにつけこれにつけて、口先と腹の中の違いがはげしい徒輩(やから)である。