吾妹子(わぎもこ)が 赤裳の裾の ひづちなむ 今日の小雨に われさへ濡れな


万葉集 巻7−1090



愛しいあの娘の赤い裳の裾が濡れているだろう。今日の小雨に私も濡れよう。





ハナショウブ



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先週末の天気予報によりますと、月、火、水はまずまずの天気、木曜から雨になるかも、ということでしたので、降る前に、と箱根に出かけました。
7月3日(水)午前、曇り空の宮の下から仙石原に行きますと雨で風も強く、標高差280m程でこんなに天候が違うものかとビックリしたのでした。濡れて風邪でもひいたら困るし、戻ろうか・・・と云いつつ足は湿生花園へと・・・^_^;
雨の日の湿生花園は緑が瑞々しくて綺麗で、その中にヒメユリとササユリが一輪咲き残っていたり、マツモトセンノウやフシグロセンノウの赤の彩りが鮮やかで、とても印象的でした。初夏から真夏への端境期で花の量は少なく、ならば雨を写そう!と、あれこれ写して並べてみましたが、そんな風情に見えましたらばお慰み。



関東甲信地方は今日梅雨明けとか。 当地はまだカミナリ鳴っていないけど、本当かな?
幼い頃、雷さまが鳴ったら梅雨明け、と親から教わっていましたので、つい疑ってしまうのです。






フシグロセンノウ                           
 


花菖蒲


ささゆり                               
 


ひめゆり


ブルーベリー                             
 


どくうつぎ


マツモトセンノウ                           
 


勿忘草

 

スイレン                               
 


ヘメロカリス