撮影場所 群馬県中之条 反下
馬柵（うませ）越しに 麥（むぎ）食（は）む駒の 詈（の）らゆれど なほし戀（こひ）しく 思ひかねつも
万葉集 巻１２−３０９６
馬柵越しに馬が麦を食べると叱られるように、わたしも親に叱られるけれど、いくら叱られても、なお恋しく思われて、じっとしていられません。
＊ 吉野正美訳
柵越しに馬が麦を食べると、ひどく叱られるように、わたしもあの人に恋して、親に叱られました。でも、いくら叱られたって、好きなんだからしかたがないわ。
くすりの博物館 薬草に親しむ 万葉集の植物
