ぬばたま(ヒオウギ)

miebaba2006-11-06


                              撮影場所 鎌倉 光則寺   



筑波山に登りて月を詠む一首

天の原 雲なき宵に ぬばたまの 夜渡る月の 入らまく惜しも

                               万葉集 巻9−1712



雲もない夜の大空を渡る月が沈んでしまうのは、まことに惜しいことだ



*昨夜は満月が煌々と照っておりました。





ヒオウギの種子                        撮影場所 鎌倉 光則寺




ヒオウギの漆黒の実をヌバタマと言い、「黒い・暗い・夜」の枕詞に用いている。

                         くすりの博物館 薬草に親しむ 万葉集の植物