忘れ草 我が紐に付く 時となく 思ひわたれば 生けりともなし 万葉集 巻12−3060 忘れ草を私はきものの下紐につけました。 ひっきりなしにあの人のことを恋しく思っていると、苦しくて生きた心地もしませんから。 * 忘れ草(萱草)は憂いを忘れる草とさ…
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