紅葉 (もみち)




妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山 うち越え來れば 紅葉散りつつ



  万葉集 巻10−2201



妹許跡 馬鞍置而 射駒山 撃越來者 紅葉散筒


妻の許へ行こうと馬に鞍を置いて生駒山を越えて来ると、紅葉がしきりに散っています。



生駒山 (一月の景色)




万葉集には百首を超える「もみじ」の歌があり、その殆どが黄葉で、紅葉の字を使った歌はこの一首のみ、なのだそうです。
巻13−3223の長歌には
・・・齋槻(いつき)が枝に 瑞枝さす 秋の赤葉(もみちば)・・・
とモミジは赤葉の漢字が当てられていますが、その反歌には
・・・山の黄葉を手折りけり君  と黄葉の字が使われています。何故なのかしら?



この度も箱根のモミジ特集?です。


↑ 富士屋ホテルでは、庭園の中ほどに燃えるような紅葉が見られました。

↓ 箱根美術館はチケット売り場に行列が・・・見頃のようでした。




ドウダンツツジ


ついでに赤い実も。 大涌谷のナナカマド。


バラの実。強羅で。


柿。二の平で。


彫刻の森付近を行く「アレグラ」