鐺子(さしなべ)に 湯沸かせ子ども 櫟津(いちひつ)の 檜橋(ひはし)より来む 狐に浴(あ)むさむ
長忌寸意吉麿(ながのいみきおきまろ) 万葉集 巻16−3824
さしなべにお湯を沸かしなさい、みなさん。
櫟津(いちひつ)の檜橋(ひばし)から、来む(コン)と鳴いて)やってくる
狐に浴びせてやりましょう。
或る日、人々が集まって宴会をしていた時のこと、暁のころに狐の声が聞こえました。そこで皆が、意吉麿(おきまろ)に、その辺りににある食器・雑器・狐の声・川・橋等の物を関(か)けて歌をつくるように言いました。
それに応えて意吉麿(おきまろ)が作った歌です。
* 万葉集に詠まれた狐はホンドギツネですが・・・
さしなべ(食器)、櫃(ひつ)は(雑器)、津(川)、橋、狐が詠みこんであります。
今回の旅では、キタキツネを2度見ました。
最初に見たのがこの狐さん。突然反対側の車線に現れて、私達が乗ったバスの前を横切ったのです。
あわや!と車内は緊張しましたが、間一髪走り抜け、側溝をピョンっと飛び越えて草むらに入り、口をあいてゼーゼーと肩で息をしていました。よほど慌てたようです(笑) バスの窓から写しましたがボケました。
2度目は阿寒湖の駐車場で。細長い犬がいるなぁと思ったら狐でした。急いでカメラを出しましたがシッポしか写りませんでした ^_^;
旅の四日目、斜里バスの定期観光バス「知床阿寒号」で川湯温泉へ。
午前10時ウトロ発。羅臼温泉、標津サーモンパーク、開陽台、摩周湖等観光しながら午後4時頃、川湯温泉に到着しました。
標津サーモンパークの魚屋さん。
信じられない安さにビックリ!
コウリンタンポポ
国内では初めて見ました
中標津の牛乳
それほど神秘的でもなかった摩周湖