三輪山




   三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや


                            万葉集 巻1−18  額田王




なつかしい三輪山を、そのように隠すのですか。
せめて雲だけでも思いやりがあって欲しい、あんなにも隠すなどあってよいものでしょうか。



 都を飛鳥から近江国に遷す時に詠まれた歌です。




↑ 狭井川の流れ近くに建つ歌碑




去年の今ごろ歩いた山の辺の道から、振り仰いだ三輪山です。
よく晴れて残暑厳しい日でしたから、歌のように雲に隠されることもなく
円くなだらかな山の姿を振り返りながら、山裾の道をたどりました。
林の中や、田んぼの畦道の彼岸花が鮮やかに咲く長閑な散歩道の雰囲気、拙い写真で伝わるでしょうか?


飛鳥から近江大津に遷都したのは春なので、些か情景が異なりますが・・・





狭井神社拝殿


三輪山登拝口。拝殿に向かって右側にあります。
 


狭井神社から玄賓庵へ向かう途中に茶店があったので、暫し休憩。


暑い暑い日でしたのでかき氷を注文しました。宇治金時と梅(吉野の梅をピューレ状にしたもの)
 




「山邊道」石標 (小林秀雄書)

























巻向の辺りから




韮の花にアオスジアゲハ               柘榴                   藤袴