あかねさす 日の暮れぬれば すべを無(な)み
千遍(ちたび)嘆きて 恋ひつつぞ居る
万葉集 巻12−2901
日が暮れて行くとどうしようもなくて、何度もため息をついてあなたを恋しく思っています。
6月後半にツアーに参加してスイスへ行って参りました。
成田を発ってヘルシンキ経由で18時間、ようやくたどり着いた、ザンクトガレン近郊の高台に佇む、小さな宿の窓から目にした夕景です。夕景と言っても、もう夜の9時頃ですが・・・
長い長い移動時間に草臥れ果てておりましたので、この風景にほっと安らいだのでした。
スイスも今年は異常気象で冬が長く、雨の日が半月続いていてこの日も朝から雨だったそうですが、私共がチューリヒの空港に着いた頃には運よく止んで、夕日が沈む湖を遥かに望むことができました。
右の写真は反対側の窓に出ていた月を写してみました。
急斜面に可愛らしい家々が並んでいて、朝はカウベルの音で目覚めるという牧歌的で穏やかな地に建つ宿でしたが、バスで夜遅く宿入りして朝食後早々に出発したので、ここが一体何処なのか・・・分りません・・・^_^;
フィアヴァルトシュテッター湖 (ルツェルン湖)の日の暮れです
*画像にカーソルを置くと現れる日時は無視して下さいね。
カメラのタイマーを現地時間に合わせなかったもので〜(^^ゞ