うつたへに 鳥は喫(は)まねど 縄(しめ)延(は)へて 守(も)らまく欲しき 梅の花かも

                        

                         万葉集 巻10ー1858



 決して鳥が食べたりはしないけれど、縄を張りめぐらせて守りたいと思うほど美しい梅の花です。






前日の冷たい北風もおさまって穏やかな晴天、八日は雨との予報を見て、七日の午後、鶴岡八幡宮に初詣に出かけました。
土曜日なので予想通り初詣客で大混雑。段蔓は三の鳥居前の信号に阻まれ、人の渋滞です。
人の波に押されるように八幡さまの境内に入ったものの、これでは本殿まで進むのに相当時間がかかりそう。
取り敢えず源氏池の方に回ってみますと、ユリカモメが人の投げる餌に群がって賑やかなことでした。
藤棚の近くの七、八分咲きの白梅の枝にはメジロが二羽、忙しなく動き回って蜜を吸い
それを見つけた人たちは 「あ!鶯だ!!」 と盛んにカメラを向けます。(笑)
私も真剣に追った結果、一枚だけそれらしく写りました♪ 
万葉集に梅と鶯の歌は沢山あるのに、メジロの歌は一首もなし。
もしかしたら遠い昔にも、鶯とメジロを勘違いしてた人がいたかも・・・
偶々、鳥の写真を沢山撮りましたので、今年は酉年でもあるし〜〜と云うことで、今日はこの歌を。










暫く境内をうろうろして時間を潰しましたが初詣客は引きも切らず、陽も傾いて冷えてきましたので
ちゃんとしたお参りはまた後日、と舞殿の前でチョンチョンと柏手打って今年もよろしくお願いします。
ちょうど舞殿で奉納されていた神楽を見物して、そそくさと帰ってきたのでした。




恒例の?ミニ下駄


三河屋さん


豊島屋のゆるキャラ 鳩兵衛



以下、わが家の庭の枝垂れ梅の木に遊びに来たヒヨドリメジロです。